本書は兼業投資家のDUKEさん著の株式トレード術の本です
仕事をしながら平日の夜や土日の時間を使い億単位のお金を生み出した著者の投資術について述べられています
1勝4敗でも儲けられるのは5回トレードをして4回損が出て負けたとしても1回のプラスが大きければトータルではプラスになるということです
投資を始めて積立投資だけでなく個別のトレードにもチャレンジしてみたい方や投資経験があっても自分の手法が確立されてない方は参考になるかと思います
要点ポイント、参考になるポイント
簡単に言えば新高値で買って、さらに新高値で売る
①新高値ブレイクポイントで買い、②再び新高値を抜いたら買い増し、③ボックス圏への戻りで一部売却、④三空で残り全てを売却、とういう流れです
ビッグチェンジの銘柄を狙う
- 新製品、新サービス、新業態、新技術
- 新事業、M&A
- 新経営陣
- 政府や日本銀行の政策
ブレイク後に株価が急騰するチャートのポイント
- 保ちあいの期間が長い
- 保ちあいの値幅が狭い
- カップウィズハンドルを形成する
- 新高値ブレイク時に出来高が急増する
- 新高値ブレイクの初期に買う
業績チェックのポイント
- 1年ごとの業績の安定性をみる
- 直近1〜2年の経常利益が20%以上伸びているか
- 四半期の経常利益と売上高の伸びをみる
- 売上高経常利益率の伸びをみる
エントリーで成功するルール
- 原則として新高値更新日の翌営業日、成行で買い付け
- 初回のエントリーは5分の1の金額で試し玉を入れる
- 含み益が出た段階で5分の1ずつをトレンドに乗って買い増す
- 最初のポジションで含み損が出ている場合は買い増しをしない
- 1回あたりの買い付け金額を変えない
- タイミングを失した時は次のブレイクポイントを待つ
- 一度損切りしても再度ブレイクしたらルールに従って買う
損切りのルール
- 元のボックスに戻ったら売却
- 10%下がったら売却
- 20%上昇したら取得価格まで損きりラインを引き上げる
- ボックスの下限を一定期間うろうろしていたら売却
- 日経平均より弱い動きの時は売却
- 間違えたと感じたら反対売買
- 相場全体の危険シグナルが点灯したらポジションを落とす
利益確定のルール
- 終値ベースでボックス割れした時は原則全て売却
- 高値圏で三空が出現し、出来高が増大したら売却
- 悪材料が出たらすぐに売却
まとめ
本書の手法は、いわゆる順張りでトレンドに乗ってトレンドが続く限り保有し続ける、という手法です
株価が高値圏に入るとそろそろ下落するかなと思ってしまうものですが、その時こそが含み損が少なく含み益の人が多い状態でありなかなか株価が落ちにくいのです
間違えたと思ったり下落のトレンドになればすぐに損切りすることも必要であり、損を小さく利益を大きくとってトータルで利益になれば良いのですが、損きりがなかなか難しい‥
少ない金額から始めて利益が乗ってくれば徐々に資金を増やしていくことがお勧めかなと思います
小さな成功体験を積み重ねれば自信につながるはずです
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