本書はヤフーアカデミア学長である伊藤羊一さん著です
筆者は元々プレゼンテーションが苦手だったらしいですが、実践で少しずつ伝えるスキルを磨いていったそうです
論理的な話し方やプレゼンの本だけではつかめない伝わり方が変わる方法が知りたい方には有益な情報になるはずです
要点ポイント
プレゼン力とは人に動いてもらう力のこと
プレゼンはゴールを強く意識して、何を伝えればいいか逆算して考えていく
考えるとは、自分の中にあるデータや外のデータを加工しながら、結論を導き出すこと
ロジカルに考えたストーリーにするためにピラミッドをしっかり作る
- 前提を聞き手と共有する
- 主張(結論)を明確にする
- 主張を説明する根拠を複数用意する(3つくらい)
- 意味がつながっているか「〜だから、〜だ」と読んでみてチェックする」
資料はスッキリ・カンタンでグラフにする
人は頭の中でイメージすることで、感情が揺さぶられる
- スライドを文字ではなくビジュアルで見せる
- 根拠の後に「たとえば」と言って事例を見せる
ピラミッドは「結論」→「根拠」→「たとえば」の3段で作る
覚えやすく、その一言でプレゼン全体を表すような「超一言」をつくる
人前で話すときのポイント
- 視線:しっかりと相手を見る
- 手振り:多少動きをつける
- 声:相手と対話するように声を届ける
- 間合い:話の区切りで普段より3秒ほど長く間合いをとってみる
事前に客席に座る、話している自分と相手を俯瞰でみる
人に何かを伝え、動いてもらために一番重要なことはあなたの「想い」
準備を怠らない、時間を惜しまずできることは全てする
実践ポイント
まず結論を言い、その根拠、具体例を3つ挙げる、という型をつくる
プレゼンスライドはスッキリ・カンタンを意識する
プレゼンは人を動かす、ということを意識する
まとめ
内容はシンプルにスッキリ相手に伝える技術を述べており、プレゼンでの成功の仕方、伝え方を例にしています
プレゼンでは伝えるだけでなく、相手を動かしてなんぼ、という意識が今までそこまで考えたことがなく新鮮に感じます
具体例も多く載っており、これから仕事で何かを伝える時はシンプルに分かりやすくする意識を持って自分のものにしていきたいですね
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